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_┃☆ ソフトエンジニアリングのメルマガ ☆ vol.03 10月29日配信┃_
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\_\_\_ 発信元◇ソフトエンジニアリング _/_/_/_/
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①解析、設計の動向………… 擦り合わせ型ものづくりをITで支える
②読み物……………………… 力の流れ
③解析事例…………………… 断面の形の違いによる変形のしにくさ
④知識からの言葉…………… リバティー船の脆性破壊
編集後記……………………… 秋の気配が深まりました
①解析、設計の動向 ━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
『擦り合わせ型ものづくりをITで支える』
○日本の製造業の武器である擦り合わせ能力は、会社の文化や社風が共有されてこそ最大に発揮されるものである。しかし、製品が複雑化し拠点がグローバルに分散するようになると、危うくなってくる。
○この危機を補うのがITの役割だが、設計を支えるPLMシステムや、調達や製造を支えるERPシステムなどのように、全社システムの統合が理想だと考える人も多いが、多岐にわたり日々変化する業務プロセスにマッチした、巨大なシステムを開発するのは現実的ではない。
○日本型ものづくりITでは、この情報共有と活用の範囲を製造やサービス、保守サービス部門にまで拡大するのが特徴である。
○製品情報やその組み付け手順、部品属性を全てCADで設計した3次元データとひも付けて提供することで、誰もが必要な時に必要な情報を入手し、必要に応じて修正し、情報伝達にも利用できる。
↓
日本の製造業が欧米型の企業文化にマッチしたシステムだけを利用していては、もはや海外との競争には勝てない。いまこそ日本の組織能力に適したITを利用すべきなのだ。
<Tech On グローバル製造業のための3次元データプロセス改革
第2回:擦り合わせ型ものづくりをITで支える>より
詳細⇒http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20121005/244254/?P=1
②読み物 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
『力の流れ』
機械の構造部材や機械の要素が静荷重を受けると、外力は部材の中を伝わり構造部材を支えている支持部分に伝達されてゆく。
実際の機械の構造は複数の構造部材を組み合せて構成されているので、個々の構造部材の強度評価をするためには、各部材の中の力の流れを知るばかりではなく、部材間の力の受け渡しを知ることが重要である。
荷重点と支持点の間では、できるだけわかりやすい経路で急激な剛性の変化をなくし、直接的に力を伝達するのがよい構造を設計するポイントである。力の流れをわかりやすくしておくことが、強度評価をするうえで重要であるばかりでなく、明確な力の流れのほうが強度的に向上する場合が多いからである。
(抜粋)
< 製品開発のための材料力学と強度設計ノウハウ 鯉淵興二著 >より
詳細⇒http://softengineering-n.com/file/forceflow.pdf
③解析事例 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
『断面の形の違いによる変形のしにくさ』
材料の断面の形で、曲げの力に対する変形のしにくさが変わります。
その指標に断面2次モーメントというものがあります。
材料を有効に使うため(無駄な部分を省く)、この指標を使って検討します。
詳細は、以下のサイトを参照してください。
詳細⇒http://blog.livedoor.jp/hk4627/archives/11981686.html
④知識からの言葉 ━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
『リバティー船の脆性破壊』
事象:米国で1940年代、リバティー船の脆性破壊の損傷と事故が相次いだ。
原因:鋼材の溶接性不良が主原因であり、これに加えて応力集中を生ずる構造設計不良と溶接施行不良が二次的原因と考えられている。
対策:溶接性のよい鋼(溶接性鋼)が開発され、使用されることになった。これは低温切欠き靭性の確保し、低温切欠き靭性の金属学的な改善策、例えば低炭素化、脱酸元素であるMnとSiの添加などの、溶接割れの防止が行われるようになった。
破壊力学の導入によって脆性破壊の定量的評価が可能となり、鋼材への溶接の採用によって多発した20世紀の脆性破壊事故は終えんした。
詳細は、以下のサイトを参照してください。
詳細⇒http://www.sozogaku.com/fkd/cf/CB0011020.html
■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
秋の気配が深まりました。
スポーツの秋、読書の秋、食欲の秋ということで、みなさんはどういう変化がおありでしょうか。
晩秋というところで、朝晩の寒暖の差が大きくなりましたので、風邪などには気をつけられてください・・・
3回目のメルマガを作成しましたが、いかがでしたか?
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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